今回はピカワン有限会社をご紹介します。

取り付け・取り外しの簡単な「ワンタッチ腕章」を考案し、特許公開中のピカワン有限会社へ訪問しました。

警察からの要望で始まった腕章の改良

ワンタッチ腕章を作り始めたきっかけは、警察から「取り付けが簡単で便利な腕章はないのか」と相談を受けたこと。腕章というと、安全ピンと紐で袖に固定させるのが一般的ですが、それだと服に穴があいてしまい、片手で装着するには少し面倒だったのです。
試行錯誤の繰り返し

「ゴムやマジックテープなどを使い、新しいアイデアで腕章を作ろうと始めたものの、考えていたほど簡単にはいかなかった」と話してくださいました。

「いいものができた」と自負しています

「改良と新しい発想を繰り返し、試行錯誤をした甲斐があって、いい商品が完成したと自負しています」と新屋社長。

ヒントは「巻寿司」

ある日、家で巻寿司を巻いているのを見て、その巻き方を腕章にも応用できないかと思い付いたそうです。なるほど、くるりと巻いて、マジックテープで留めたら簡単ですよね。服地への固定は、「袖に穴をあけないようにクリップにしました」。

片手で誰でも簡単装着

「腕章の端のクリップを服にはさんで、もう片方をくるりと腕にまき、マジックテープで止めるだけですから、簡単に片手で取り付けられるんです」と社長さん。確かに、これでしたら、子供からお年寄り、目の不自由な方、どなたでも装着できますね。

マジックテープにも一工夫

腕章を固定するマジックテープにも、一工夫がされています。薄着の夏でも厚着をする冬でも使えるように、貼り付けられる側のテープを貼り付ける側よりも長くし、締め具合を自由に調整できるようにしてあるのです。

クリップの取り付け位置も試行錯誤

腕章の中央につける従来の位置ですと、両側を巻き込むことになるので、片手で装着するにはちょっと手間取ってしまいます。片手で簡単に腕に巻きつけられるよう、腕章の片端の中央部にクリップを取り付けました。
クリップの挟む力がポイント

商品化した当初のクリップは、挟む力が弱く不評だったそうです。何故なら、服地を挟んでも引っ張ると取れてしまうこともあったのです。より強度のある今のクリップにたどり着いことで、商品の完成度も高まりました。

息子の勝宏さんと一緒に

ピカワン(有)は、新谷社長と息子の勝宏さんとで品質のいい商品づくりをしてきました。
自社のホームページを開設したり、YAHOOオークションに出店したりと、
商品化した腕章の販売に積極的に取り組まれています。
腕章は、既製品として販売している『特別警戒』『報道』『取材』『STAFF』のほかに、個別のオーダーにも応じているそうです。

腕章の長さに裁断

腕章の元になる生地を一定の長さに裁断。
端を綺麗に縫い上げる

腕章の端を処理し、マジックテープを丁寧に縫い付け。
決め手となったクリップの取り付け作業

クリップを腕章に取り付けるために紐を通す。